「はじめのはじめ―光をよろこぶ歌」と題して榎本先生は４８曲を作曲され、それぞれに　下のような画を添えた楽譜を描かれています。 　ここには、そのうち１〜５までの５曲を紹介させていただきます。 ＜演奏者のコメント＞ 　榎本先生は、生前いつも 　「僕の曲はすべて祈りです」　とおっしゃっていました。 　私は、先生が書き表して下さったメロディはそのままごくシンプルに 何をも邪魔しないよう大切にピアノの響きにさせて頂きました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆編曲・ピアノ演奏： 福場 江三子 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　第３曲　「ひかりのみくに」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜第４曲へ＞

３．ひかりのみくに 　　　　　光りのみ国　元津くに 　　　　　もとつ霊（みたま）よ　み親神 　　　　　もの皆生くる　かがやき生くる 　　　　　神の子生くる　よろこびて 　　　　　殖え殖え生くる　みいのちよ 　元津（もとつ）神。左の神、右の神と展開し、展開し展開して、一切が展開しているのである。即ち、はじめのはじめがはじめのはじめしているのである。 　はじめのはじめは、はじめのはじめである。はじめのはじめがはじめのはじめする以外はないのである、はじめのはじめのすがた以外は何ものも存在しないからである。 　はじめのはじめなることの幸いよ。はじめのはじめの幸せ、これを幸（さきは）えというのである。 　はじめのはじめは、みづからはじめのはじめにして、みづからの充足、みちたりであり給うのは、神が神であり給う、それ以外はない相（すがた）と同じなのである。 　いのちはうれし。